ソノサージとは

【超音波凝固・切開の原理】

ソノサージシザースで把持した組織や血管に対して超音波出力を行う事で、挟み込んだ血管や組織は、超音波振動の摩擦熱により凝固されます。

さらに超音波の摩擦効果により、シール凝固した組織を切離する事ができます。

日常的な手術から難易度の高い手術に至るまで活躍致します。

症例紹介

避妊手術

卵巣動静脈をはじめ、術中に処理すべき血管、靭帯、間膜等はソノサージでシールしながら迅速に切除できます。縫合糸反応性肉芽種の予防にもなります。

脾臓摘出

大型犬の脾門部の処理が約5分で終了します。太い血管もダブルシール処理し、胎内に糸を残しません。緊急手術にも対応可能です。

乳腺腫瘍

血管が豊富な腫瘍周辺の切除も出血させる事なく処理できます。鼠径リンパ節付近の外陰部腹壁動脈も凝固切除可能です。

腹腔内腫瘍

腸間膜や体網、他臓器との癒着がある厄介な腹腔内腫瘍の症例などに最高の威力を発揮します。

子宮蓄膿症

脂肪まみれの卵巣動脈や、癒着が激しい子宮蓄膿症の症例もソノサージで安全かつ迅速に処理できます。

軟口蓋切除

3分ほどで処理が終了します。術後の炎症も少なく、結紮も必要ありません。

乳化吸引システムとは

ソノサージシステムに、イリゲーションユニットとハンドピースを増設する事で、肝臓などの実質臓器を乳化吸引し、血管・胆管・神経などを温存することが可能です。

左図の様に、プローブ先端から発せられる超音波振動で実質組織を破砕します。破砕された組織はプローブ先端から吸引され、血管や神経や胆管など弾力性に富んだ組織のみを温存します。

肝臓にアプローチし、出力する事で、肝臓実質組織は乳化吸引され、肝臓内の血管や肝内胆管などが温存・露出されます。温存された血管などはソノサージシザースでしっかりと凝固しながら切除します。出血がとても少ない上に、安全でスピーディな肝臓切除ができます。
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