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【大阪市北区の動物病院】ウサギの肥満に注意しましょう!健康を守る食事管理の方法

こんにちは。
大阪市北区の【同心動物医療センター】です。



比較的飼いやすいことでウサギは人気のペットです。
丸いフォルムがかわいらしいウサギですが、じつは肥満に注意しなければなりません。
ウサギは、見た目には肥満かどうかわかりにくく、ついついたくさんエサやおやつをあげてしまいがちになる可能性があります。



肥満は、人間はもちろんですが、ウサギにとってもさまざまな病気を引き起こす原因になるのです。
今回は、ウサギの肥満を防止するために、適切な食事管理の方法をお伝えします。

 



院長

院長 中島 健介

医院名:同心動物医療センター
所在地:〒530-0035
大阪府大阪市北区同心2丁目15−4



 

ウサギの食事は低カロリーがポイント!肥満を防いで健康に過ごしましょう


ウサギにとって肥満は、病気の原因になるだけでなく、それが原因で寿命を縮めてしまう恐れもあります。
ウサギの肥満を防ぐことは、いつまでも健康で長生きするために欠かせないポイントです。
肥満を防ぐには、適度に運動させることや食事の内容、与え方に注意する必要があります。
特に、適切な食事の与え方を知っておくことは大切です。
ウサギの病気のおよそ7割以上が、食事管理に問題があることによって起こります。


参照:J-STAGE|ペット栄養学会誌|ウサギの食事と疾病 p20 はじめに>



ウサギの食事のポイントは、低カロリーを心がけることです。
草食動物であるウサギは、肉食動物にくらべて消化器官が発達しています。
特に盲腸が発達していて、さまざまな細菌が発酵に携わることで、食べものを消化しているのです。
これは、人間との大きな違いですね。



肉食動物や雑食動物では消化しきれない繊維も、盲腸の働きによってウサギは消化することができます。
栄養価が低い食べものからでも効率よく栄養を吸収することができるのですが、その分、高カロリーな食事を続けると、肥満になりやすいのです。



肥満になることで、

・肝臓への負担の増加、脂肪肝の発生
・心臓や肺への負担の増加
・足腰への高負荷
・代謝系の異常

へとつながりやすくなります。



ペットとして飼育するウサギは野生のウサギとくらべると運動量が少なく、それほど多くのカロリーを必要としません。
飼い主さまが食事でコントロールしてあげることが大切です。

 

 

ウサギの肥満は見た目でわかりにくい


ウサギの肥満が見た目でわかりにくい原因として、脂肪の付き方があげられます。
ウサギは、背中側には脂肪がつきにくいため、実際にお腹側を見たり触ったりしなければ、肥満だと気づきにくいのです。



ウサギの肥満を防ぐには、適切な食事や運動だけでなく、日々観察したり体重を測ったりすることも大切です。
動物病院の定期検診を受けることも、適切な体重管理に役立ちます。
ウサギは種類によって大きさや適正体重が異なるため、まずは動物病院で健康状態を確認して、それを目安に体型や体重をチェックすることができます。

 

 

ウサギの食事から引き起こされやすい病気


ウサギが不適切な食事から、どのような病気になりやすいのかをご紹介します。


脂肪肝

肥満が進行することで、脂肪肝につながります。
脂肪肝は高齢のメスのウサギに多くみられる症状です。
脂肪肝は、文字通り肝臓に脂肪が蓄積した状態で、その働きを弱めます。



肝臓は、さまざまな酵素を分泌することで消化・吸収や代謝などに関わる大切な臓器です。
脂肪肝になって肝臓の働きが弱まることで、消化不良を起こしやすくなるほか、病気になりやすい状態が続きます。



人間でもウサギでも、肥満は万病のもとです。
過度な肥満は、ウサギの寿命を縮める原因にもなってしまいます。
カロリーを考えた食事で、ウサギの肥満を防ぎましょう。


尿石症

正常なウサギの尿には、濁りがみられます。
これは、ウサギはカルシウムをとても効率的に吸収する動物で、吸収した分、尿に混ざって排泄されるためです。



カルシウムの摂取が過剰になると、尿石症を引き起こしやすくなります。
ウサギの尿石症はオス・メスどちらにもよくみられる症状で、大きな尿石ができるだけでなく、小さな尿石によって尿道閉塞が起こります。
尿道閉塞によって、腎不全が引き起こされることもあり、そのような場合は命の危険にもつながるため、注意が必要です。



また、過剰摂取によるカルシウムの沈着は腎臓だけでなく、動脈にみられることもあります。
動脈に沈着したカルシウムは高血圧の原因になります。
ウサギがすこやかで長生きするためには、カロリーだけでなくカルシウム量のコントロールも大切です。


軟便・下痢


穀類やイモ類をたくさん与えると、盲腸内の環境が悪化して軟便が増えたり、さらに悪化して腸毒素血症の原因になったりします。
腸毒素血症は、ウサギの消化管内に住む細菌が異常に増殖してしまうことで、下痢を中心とする症状があらわれ、最悪の場合は死にいたる病気です。



穀類やイモ類はデンプンをたくさん含むことでエネルギー源となる食べものです。
それらは、野生下で暮らすウサギにとっては、貴重な食べものになります。
しかしペットとして飼育する場合、病気のあとの回復や出産後の授乳期などを除けば、ウサギにとってはそれほどたくさんのエネルギーは必要ありません。
甘い穀類やイモ類を好むウサギは多いのですが、与える場合はごく少量にしましょう。



また、野菜の与えすぎも軟便につながります。
野菜は干し草やペレットフードなどに比べると繊維の量が少なく、野菜が食事の中心となることは、ウサギにとってはあまりよいことではありません。



ウサギにとって、消化・吸収を助けてくれる盲腸内の環境を保つことはとても重要です。
そのためには、20~25%以上の繊維の摂取が必要です。
干し草は繊維の含有量が高く、ウサギのエサとなる干し草はその種類に関わらず、成分中におよそ30%程度の繊維を含んでいます。
野菜よりも干し草やペレットを中心とした食事を与えることが、ウサギの健康維持に欠かせないのです。


参照:J-STAGE|ペット栄養学会誌|ウサギの食事と疾病 p22 表1、p25 2.胃腸疾患と食事管理>

 

 

ウサギの食事は干し草を中心に与えましょう


ウサギにとって、繊維の多い食べものをたくさん食べることがすこやかで長生きするためのポイントになります。



野菜やイモなどを好むウサギは多いのですが、それらを中心としたメニューにすると、身体にとってはどちらかといえば悪影響を与えます。
栄養価の高いナッツ類も、あまり与えない方が適切です。
「なるべくおいしい、新鮮な食べものを与えたい」と思われるかもしれませんが、ウサギの健康を守るために、干し草を中心としたメニューの提供が大切なのです。



干し草を中心とした食事は、カルシウムの与えすぎも防ぐことができ、尿石症の予防にもつながります。
干し草の一種であるイネ科のチモシーは、ウサギのエサの中でもっともカルシウム摂取量を減らすことができる食べものです。


参照:J-STAGE|ペット栄養学会誌|ウサギの食事と疾病 p26 4.尿石症と食事管理>



ペレットフードによく使用されるマメ科のアルファルファという牧草は、カルシウム含有量がチモシーとくらべると高めです。
アルファルファはタンパク質の含有量も高めであるため、ペレットフードの与えすぎは肥満にもつながります。



ペレットフード自体はウサギにとって栄養バランスが取れた食事になるため、適切な量をはかって与えることが大切です。

 

 

歯の伸び過ぎも食事で防ぐことができます


ペットとして飼育されているウサギの健康上の問題に、歯の伸び過ぎがあげられます。
ウサギの歯は、人間と違って生涯伸び続けるため、硬いものを噛んで適度な長さに保つ必要があるのです。
野性下では、木の枝などを噛むことで歯の長さは自然と整えられますが、ペットの場合は飼い主さまが意識的に気をつけてあげなければなりません。



干し草は、歯の長さを調節するのにも役立つ食べものです。
干し草の硬い繊維を時間をかけて噛み切り、すりつぶすことで、歯の長さが整えられるのです。
ペレットフードも干し草が原料ですが、干し草にくらべると繊維が細かく噛み応えがないため、歯の伸び過ぎを防ぐには物足りません。



干し草を中心に、補助的にペレットフードや野菜、おやつを与えることが、ペットとして飼育されているウサギの健康維持に役立ちます。
「どれくらいエサを与えたらよいのかわからない」という場合は、動物病院で相談して、適切な量を知ることが大切です。

 

 

年に1度はウサギの健康診断を受けましょう


鳴かないウサギは、体調の変化に気付きにくい場合があります。
また、ふわふわの毛と丸い体型によって、肥満なのか痩せているのかも把握しにくい動物です。
年に1度は健康診断を受けて、ウサギの体調・体重を把握するとともに、年齢に合った食事や運動量を確認しましょう。



大阪市北区の【同心動物医療センター】では、ワンちゃんや猫ちゃんだけでなく、ウサギやハムスターの診察も行っています。
当院は、インフォームドコンセントを大切にした診療を行っています。
さまざまな選択肢をご用意して、大切なペットの健康を一緒にお守りしますので、健康診断から病気の治療まで、気になる症状があれば当院にご相談ください。



当院は、JR大阪環状線「桜ノ宮」駅や「天満」駅から徒歩圏内にあり、大阪市営地下鉄堺筋線「扇町」駅や「南森町」駅からも通っていただける動物病院です。
お車でお越しの場合は、コインパーキング「タイムズ同心」か近隣の「三井のリパーク」をご利用ください。
受付で駐車場をご利用であることをお伝えいただくと、最大400円分の無料券をお渡しすることが可能です。



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