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【大阪市北区の動物病院】犬や猫の飼育で気をつけたい中毒の原因と症状・対処法を解説

こんにちは。
大阪市北区の【同心動物医療センター】です。

 

人間と犬や猫は、それぞれ食べてよいもの・悪いものが異なります。
そうとは知らずペットが食べてはいけないものを与えてしまい、中毒を引き起こしてしまうことがあるのです。
また、飼い主様が気づかないうちにペットがそれらを食べてしまうこともあります。

 

今回は、ペットに中毒を引き起こす危険な食べものや、もしもペットがそれらの食べものを食べてしまったときにとるべき対応をお伝えします。
大切なワンちゃん・猫ちゃんを中毒から守るためにぜひ読んでいただき、日常生活で気をつけてあげてください。

 



院長

院長 中島 健介

医院名:同心動物医療センター
所在地:〒530-0035
大阪府大阪市北区同心2丁目15−4



 

犬や猫が食べると中毒を引き起こすものとは?


まずは、犬や猫に共通する、食べることで中毒を引き起こす食べものをご紹介します。

 

ネギ属の食べもの

タマネギやネギ、ニンニク、ニラなどのネギ属の食べものは、犬や猫には与えないでください。
ネギ属の食べものには、「アリルプロピドジスルフィド」という成分が含まれており、犬や猫が食べると赤血球が破壊されて、下痢や嘔吐、発熱といった症状を引き起こすことがわかっています。
場合によっては死に至る可能性もあるため、特に注意が必要な食べものです。

 

ネギやタマネギなどをそのまま与えたり、ペットが食べたりすることはほとんどないと思われますが、気をつけなければならないのは人間の料理に入っている場合です。
肉や魚を入れた煮物などの料理では、タマネギやネギを一緒に使用することが多いでしょう。
「アリルプロピドジスルフィド」の有毒性は加熱しても失われず、またエキスとして溶け出すことで、一緒に煮た食べものや煮汁を摂取することでも中毒になる可能性があります。
タマネギやネギ、ニラなどと一緒に煮た肉や魚は、ペットがおねだりをしても与えないようにしましょう。

 

ブドウ


意外かもしれませんが、ブドウも犬や猫にとっては危険な食べものです。
じつは、ブドウ中毒が発見されたのは比較的新しく、2001年にアメリカでブドウやレーズンを大量に食べた犬が死亡した事例を紹介したのが始まりでした。
そのため、ブドウ中毒についてはまだわかっていないことも多いのが事実です。


参照:J-STAGE|日本小動物獣医学会雑誌|ブドウ接種後に急性腎不全を発症して死亡した犬の一例 p875>

 

犬や猫がブドウを食べると、急性腎不全を引き起こします。
急性腎不全を引き起こすと嘔吐や尿が出ない・少ないといった症状があらわれ、そのまま放置すると命に危険がおよびます。
ブドウやレーズン、そのほかの加工品も、犬や猫には食べさせないようにしましょう。

 

チョコレート


チョコレートには、テオブロミンという成分が含まれています。
テオブロミンはチョコレートの主原料であるカカオに含まれている成分で、人間に対しては利尿作用などカフェインと似た働きが期待されています。

 

しかし、テオブロミンは人間以外の多くの動物にとって危険な成分です。
カカオ(テオブロミン)による中毒症状は、第二次世界大戦のころにはブタや子牛、犬、馬などで報告されています。
もちろん、猫にも中毒症状をもたらします。

 

テオブロミンを摂取することによって、以下のような症状が発生します。

・嘔吐
・下痢
・発熱
・けいれん発作 など

 

また、チョコレートにはカフェインも含まれているため、テオブロミンによる中毒だけでなくカフェイン中毒を発症する恐れもあるのです。
一般的に、テオブロミンよりもカフェインの方が早く吸収されるため、カフェイン中毒は摂取後60分以内に発症する恐れがあります。
テオブロミンはゆっくりと吸収され、排出されるペースも遅いのです。
そのため、中毒症状は摂取からしばらく経過したあとに発生して、数日間にわたり症状が続く場合もあります。


参照:J-STAGE|ペット栄養学会誌|与えてはいけない食べ物 その2.チョコレート p28 はじめに>

 

チョコレートは甘いにおいがするため、猫よりも犬の方が好んで食べようとする傾向があります。
事故を未然に防ぐために、犬が届かない場所に保管するよう注意しましょう。

 

そのほかに注意が必要な食べもの

大量に与えた場合などに、関節炎や肝障害などを引き起こしてしまう食べものがあります。
与えるときに注意が必要な食べものは、以下のとおりです。

・レバー
・ほうれん草
・コーヒー、紅茶などのカフェインを含むもの
・香辛料
・生の卵白
・煮干し、海苔
・アボカド

 

寄生虫感染などの危険があるため、肉や魚を生で与えるのは避けましょう。
十分な加熱処理を行ってから、与えるようにします。

 

 

犬と猫では異なる注意が必要な食べもの


犬や猫には、共通して注意すべき食べものだけでなく、それぞれで注意すべき食べものがあります。
犬と猫、それぞれで注意すべき食べものを知っておきましょう。

 

犬にとって注意が必要な食べもの

犬が食べると危険な中毒症状を引き起こすのは、キシリトールを含んだ食べ
ものです。

むし歯予防効果がうたわれ、人間用のガムやチョコレート、飴などに多く含まれているキシリトールですが、犬には与えてはいけない食べものです。
犬がキシリトールを摂取すると、以下のような症状がみられます。

・血糖値の低下
・嘔吐
・肝不全

 

少量でも与えると危険であるため、間違えて与えてしまわないように気をつけなければならない食べものです。

 

猫にとって注意が必要な食べもの

猫に生の魚介類を与えるときは、注意が必要です。

 

魚介類は、猫にとって必要な栄養を得るために欠かせない食べものです。
猫は、体内でタウリンを十分に作り出すことができません。
タウリンは、猫にとって目や心臓の機能維持に欠かせない栄養素です。
タウリンは魚介類ではイカやタコ、貝類、青魚などに多く含まれているため、これらの食べものは適量を守って猫に与えるべきといえます。
しかし、生の状態で与えると、危険が生じます。

 

魚介類の中でも注意が必要なのは、貝やエビ、カニなどの甲殻類と、イカやタコなどの軟体類です。
これらは、生の状態で与えると猫の体内のビタミンB1を分解してしまいます。
その結果、ビタミンB1の欠乏による後ろ足の麻痺を引き起こすことがあるのです。

 

また、魚などを生の状態で与えると寄生虫に感染する恐れがあります。
これらの危険性を下げるために、魚介類は必ず加熱処理をしてから与えましょう。

 

 

身近な植物も中毒の原因になります


人間にとっては心を癒してくれたり、生活に彩りを与えてくれる植物も、種類によっては犬・猫に対して中毒を引き起こすものがあります。

 

注意すべき観葉植物

以下の植物は、犬や猫に中毒症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

・ユリ(全体)
・チューリップ(球根部分)
・ポインセチア(茎や葉)
・朝顔(種子)
・銀杏(種子) など

 

これらを食べてしまうと、嘔吐や心臓麻痺、けいれんといった症状が引き起こされます。
庭でペットを遊ばせる場合は、不用意に植えたり近づかせたりしないように注意しましょう。

 

切り花も要注意

ユリのように根から花まで植物全体がペットにとって毒となる植物は、切り花にしてお部屋に飾る場合も注意が必要です。

 

誤ってかじってしまうことはもちろん、毒となる成分が茎から花瓶の中の水に溶けだしている場合もあり、水を飲んでしまった場合にも中毒症状を引き起こす可能性があるのです。
猫の場合は、高い場所に花を飾ってもジャンプして届いてしまうことがあるため、危険を避けるためにもっともよいのは、それらの花を飾らないことといえるでしょう。

 

 

中毒を引き起こしているときにみられる症状


食べものによる中毒を引き起こした場合、嘔吐や下痢などがみられます。
そのほかには、発熱やけいれんなども症状として現れやすいのが特徴です。
また、

・おしっこの色や量がいつもと異なる
・ぐったりしていて元気がない
・意識を失いかけている

 

なども、中毒を疑うことができる症状です。

 

中毒を引き起こす成分に対する耐性は、ペットの大きさや体調・年齢などによって異なるため、症状のあらわれ方にも違いがあります。
年齢が若いペットの場合は、行動が活発で警戒心が小さかったり、過剰摂取になったりしがちであるため、より中毒を引き起こしやすい傾向があり、注意しなければなりません。
肥満気味のペットの場合、少量でも中毒症状があらわれる場合があります。

 

 

中毒が疑われるときの対処法


もしもペットが中毒になるものを食べていることに気づいたら、すぐに食べるのを止めさせて吐き出させましょう。
動物病院に連れて行き、胃腸内に残っている食べものを取り除いたり、下剤などのお薬を投与したりします。

 

また、留守番中にペットが中毒になるものを食べてしまっていた、何らかの症状が出ているといった場合には、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
原因となる食べものがわかっていれば病院で伝えたり、持参したりします。
食べてからどれくらいの時間が経過したかがわかっている場合には、あわせて伝えましょう。

 

中毒は、早く治療できるほど症状が抑えられ、回復も早くなる可能性が高まります。
現段階で症状が出ていなくても、時間差で中毒が発症するおそれがあります。
食べてしまった量が少量でも、動物病院で診察を受けましょう。

 

 

ペットの中毒は同心動物センターへご相談ください


誤飲などが原因でペットが中毒症状を引き起こしてしまったら、大阪市北区の【同心動物医療センター】に、なるべく早めにご相談ください。
当院は、胃の内容物を取り除く内視鏡や、緊急対応ができる設備を整えている動物病院です。

 

予約制にて夜間救急にも対応しておりますので、お急ぎの場合はお電話をいただいた上でご来院ください。

 


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