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【大阪市北区の動物病院】犬も猫も熱中症に要注意!症状から応急処置まで

こんにちは。
大阪市北区の【同心動物医療センター】です。

 

例年、暑い夏が続いています。
暑い環境にいると、人間はもちろんですが、ペット達も熱中症になります。
熱中症は自覚症状に気づかないことが多く注意が必要ですが、それはペット達にもいえることです。
ペット達は言葉を話せないため、熱中症になっていないかどうかは、飼い主様がよく観察して気づいてあげることがとても重要です。

 

今回は、ワンちゃんとネコちゃんの熱中症について、症状や対処法をお話しします。

院長

院長 中島 健介

医院名:同心動物医療センター
所在地:〒530-0035
大阪府大阪市北区同心2丁目15−4

犬も猫も熱中症になる?


ワンちゃんとネコちゃんも、熱中症になります。
ワンちゃんやネコちゃんは、人間のように汗をかくことはできません。
肉球のようなごく限られた部分からしか汗をかくことができず、体温調節が苦手です。
ワンちゃんやネコちゃんは、涼しい場所を探して寝そべり、お腹のような被毛が薄い部分を冷やすことで体温を下げています。

 

体温調節が間に合わない環境では、熱中症になるリスクがあがります。
高温だけでなく多湿な環境や屋外、締め切った空間は、熱中症に注意が必要です。

 

注意が必要な種類

熱中症になりやすいワンちゃんやネコちゃんの種類を知っておきましょう。

 

犬の場合

以下のような犬種は、熱中症のリスクが高いため、特に注意が必要です。

 

・短頭種(フレンチブルドッグやパグ、シー・ズーなど)
マズル(口元の部分)が短く、飛び出た大きな目、しわの多い顔つきが特徴の犬種を短頭種といいます。
構造的に鼻呼吸をしにくいため、熱中症になりやすい犬種です。

 

・寒冷地原産の犬種(シベリアンハスキーやサモエドなど)
寒冷地原産の犬種は、寒い冬を乗り越えるために、保温性の高いアンダーコート(下毛)をもちます。
寒い冬には強いですが、その分暑さに弱いのが特徴です。

 

・足の短い犬種(ダックスフントやコーギーなど)
足が短いと、地面までの距離が近いため、地熱を受けやすくなります。

 

・大型犬(ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーなど)
小型犬よりも活発なイメージの大型犬ですが、寒冷地原産の犬種が多いことや、肺が大きく暑い空気が入りやすいために体温が下がりにくいのが特徴です。

 

猫の場合

サイベリアンやアンゴラのような長毛種やペルシャ猫のような短頭種は、熱がこもりやすい身体のつくりとなっているため、熱中症に注意が必要です。

 

小さなころやシニア期にも注意

ワンちゃんやネコちゃんが小さなころやシニア期も、体温調節がうまくできないため、熱中症に気をつける必要があります。
また、肥満や呼吸器系の病気を患っている場合、心臓や腎臓に病気がある場合も、熱中症に注意が必要です。

 

 

犬と猫が過ごしやすい気温や湿度


ワンちゃんやネコちゃんが過ごしやすいとされている気温と湿度をご紹介します。
環境省による飼育環境に関するガイドラインによると、ワンちゃんやネコちゃんを飼育する際には、室温を20~23℃、湿度は50%前後に保つのがよいとされています。
ただし、ワンちゃんやネコちゃんの種類や体調によって調整してあげることも大切です。
季節や天気によって過ごしやすい室温や湿度は変化するので、ワンちゃんやネコちゃんの様子を観察しながら調節してあげましょう。

 


参照:環境省|動物取扱業における犬猫の飼養管理基準の解釈と運用指針~守るべき基準のポイント~ 3-3 動物の飼養または保管をする環境の管理に関する事項 p29 >

 

 

犬と猫の熱中症の症状


ワンちゃんやネコちゃんが熱中症になってしまった場合、どのような症状がみられるのかみていきましょう。

 

軽度の症状

軽度の熱中症でみられるのは、呼吸が荒いことや元気がなくぐったりすること、身体が熱をもって熱い、うろうろする、よだれを垂らすなどの症状です。
ワンちゃんもネコちゃんも、平常時には鼻で呼吸し、口呼吸はしません。
特にネコちゃんが口を開けてハアハアと苦しそうに呼吸していたら、熱中症になっている可能性があります。
ワンちゃんの場合、口を開けて呼吸することはよく見られますが、運動をしたわけでもないのに苦しそうにハアハアと口呼吸をしているときは注意が必要です。

 

中度の症状

嘔吐や下痢、身体の震え、ふらふらしてまっすぐに歩けないといった症状がみられます。
体温も平熱より高いままです。
動物病院ですぐに診察してもらう必要があります。

 

重度の症状

重度の場合の症状は、ぐったりして起き上がれないことや意識障害、けいれんなどです。
ほかにも、血便や血尿、吐血、排泄がうまくできないといった臓器障害がみられます。
命を失ったり、障害が残ったりする危険な状態です。

 

重度の熱中症の場合に後遺症として、慢性的に腎不全や神経障害、肝臓といった消化器の障害がみられることがあります。

 

 

熱中症の応急処置


ワンちゃんやネコちゃんが熱中症や熱中症の疑いがある場合には、まずは涼しい場所に移動させて、身体を冷やしてあげる必要があります。
身体を冷やすには、ガーゼやタオルで巻いた保冷材を使い、首やわきの下、後ろ脚の付け根といった大きな血管がある場所を冷やします。
タオルを濡らし、身体に巻き付けてあげることも有効です。
エアコンや扇風機などを併用して風を送ってあげると、効率よく身体を冷やすことができます。
ただし、身体の冷やし過ぎには注意しましょう。

 

その後、ワンちゃんやネコちゃんに意識がある場合は、少しずつ水を飲ませて様子をみます。
状態が落ち着いても安心せず、必ず動物病院で診察を受けることが必要です。
もしもワンちゃんやネコちゃんに意識がない場合には、身体を冷やしながら動物病院へすぐに連れて行きましょう。
対応が迅速であるほど、回復が見込めます。

 

 

熱中症にならないための対策

ワンちゃんやネコちゃんが熱中症にならないためには、どのような対策をすればよいのでしょうか。

 

犬の場合


まずは、ワンちゃんの場合の熱中症対策をみていきましょう。
ワンちゃんの場合は、外で飼育されている場合と、室内で飼育されている場合があります。
それぞれの熱中症対策をまとめました。

 

外飼いの場合

外で飼育されている場合に大切なのは、直射日光が当たらず日陰になる場所を作ってあげることです。
よく犬小屋の中で涼んでいるのをみかけますが、犬小屋の中は風通しが悪く、空気がこもりがちになります。
そのため、犬小屋を設置する場所は、風がよく通る場所を選びましょう。
水はいつでも飲めるように、切らさないことが大切です。
また、日陰の涼しい場所で飼育していても、猛暑日のように暑い日は日陰でもかなり高温になります。
暑い日にはおうちの中に避難させてあげることも、熱中症対策の一つです。

 

室内飼いの場合

室内で飼育している場合には、温度のほかに湿度にも気をつける必要があります。
温度がそんなに高くない場合でも、多湿によって身体の熱がこもりやすくなり、熱中症になる場合があるのです。
エアコンで、温度だけでなく湿度も調節してあげましょう。
温度調節ができていても、夏場に直射日光が当たるとかなり高温になります。
カーテンやブラインドで遮光し、身体に直接光が当たらないように気をつけてあげることが必要です。
そのほかにも、冷感マットを敷いて涼める場所を作ってあげたり、外での飼育と同様に水をいつでも飲めるように切らさないことも、熱中症対策には大切です。

 

長毛種の場合には、適度に毛をカットしてあげることも熱中症対策になります。
寒冷地原産のワンちゃんは、寒くなるとたくさん冬毛が生えてきます。
ブラッシングをしっかりと行い、暖かくなると抜けてくる冬毛を取り除いてあげましょう。

 

猫の場合


ネコちゃんの場合は、遊びに外に出かけることがあっても、室内飼いをされている方がほとんどではないでしょうか。
ネコちゃんの飼育では、以下のことに気をつけましょう。

 

まずは、ワンちゃんと同様に、室温とともに湿度に気をつけ、エアコンでうまく調節してあげることが大切です。
また、サーキュレーターや扇風機で、空気を循環させましょう。
風が直接ネコちゃんの身体に当たり続けると、身体の冷え過ぎにつながるため、直接風を当てるのではなく循環させるために使用します。
水をいつでも飲める状況にしておき、涼める場所を作ってあげます。
ネコちゃんがいつも涼んでいる場所があれば、その場所に自由に行き来できるようにしてあげましょう。
ネコちゃんの場合も、ブラッシングで冬毛を取り除いてあげましょう。
ブラッシングをすることで、コミュニケーションや皮膚病の予防にもなります。

 

また、ワンちゃんネコちゃんともに、夏場の車内放置は危険です。
日中の車内は、締め切った状態だと50℃前後まで室温が上昇します。
熱中症になる可能性がとても高くなるため、短時間であっても車内放置はやめましょう。

 


参照:神奈川県|子どもの車内放置は児童虐待です!>

 

 

熱中症は放置せず動物病院で診察を受けましょう

ワンちゃんやネコちゃんが暑さによって口呼吸をしている、脱力して動かないといったときには、すぐに身体を冷やし、動物病院で診察を受ける準備をしてください。
自分で体温調節ができないワンちゃんやネコちゃんは、私たちが思っている以上に暑さに弱い生き物です。
暖かくなってきたら気温や湿度に注意して、熱中症にならないように日ごろから気をつけてあげましょう。

 

同心動物医療センターは、急患にも柔軟に対応する動物病院です。
心電図モニターや酸素濃縮機、酸素ゲージといった充実した設備をそろえているため、熱中症の場合にも、ペット達の様子をしっかりと観察しながら処置を行うことが可能です。
熱中症が疑われる場合には、当院へご相談ください。

 

当院は、土曜・日曜も診療しています。詳しくはトップページの診療時間をご確認ください。
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