
こんにちは。
大阪市北区の【同心動物医療センター】です。
猫ちゃんにはワンちゃんのように義務付けられているワクチン接種はありませんが、混合ワクチンの定期接種を推奨します。
あらかじめワクチンを接種しておくことで、複数の感染症から猫ちゃんを守ることができるのです。
万が一該当する感染症にかかったとしても、ワクチン接種を行っておくことで、重い症状になるのを避けられる可能性が高くなります。
今回は、猫ちゃんの混合ワクチンの対象となっている病気や接種スケジュールについて、詳しくご紹介します。
院長 中島 健介
所在地:〒530-0035
大阪府大阪市北区同心2丁目15−4
Contents
混合ワクチン接種で感染症のリスクを軽減することができます

猫ちゃんの混合ワクチンは、感染すると重い症状を引き起こすだけでなく、周りの猫ちゃんに感染リスクをもたらす複数の病気から身を守ってくれます。
当院で扱っている3種混合ワクチンの病気は、いずれも一度かかると免疫ができるため、再び発症することはない病気です。
しかし、一度感染したことによって、症状が治まったあとの猫ちゃんは原因となるウイルスを排出するようになります。
そうすると、周りにいるほかの猫ちゃんたちが病気に感染するリスクが高くなってしまうのです。
混合ワクチンで予防できる感染症は、体力のない子猫の時期にかかると命にかかわる危険があります。
生まれてすぐは、子猫は母猫からもらう免疫によって守られていますが、それは長くは続きません。
次第に、感染症にかかるリスクが高くなってしまうのです。
猫ちゃんの混合ワクチンは適切なスケジュールで定期的に接種することで、接種した猫ちゃんだけでなく、周りの猫ちゃんたちも守ることができます。
命にかかわる感染症からより多くの猫を守るためにも、定期的な混合ワクチンの接種を行いましょう。
猫の混合ワクチンで予防できる感染症

猫ちゃんを飼育されている飼い主さまの中には、すでに定期的に混合ワクチンを接種されている方もいらっしゃるでしょう。
中には、「動物病院の勧めでワクチンを接種しているけれど、どのような病気を予防できるのかじつは知らない」という方もいらっしゃるかもしれません。
当院で扱っている猫ちゃんの混合ワクチンでは、
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
の3つの病気を予防することができます。
それぞれの病気について、詳しくみていきましょう。
猫ウイルス性鼻気管炎

猫ヘルペスウイルスが原因となる感染症で、すでに感染している猫ちゃんのくしゃみや鼻水などの分泌液から感染が広がる病気です。
猫ウイルス性鼻気管炎に感染すると、以下のような症状がみられます。
・元気消失、食欲不振
・発熱
・くしゃみ、鼻水
・涙目、結膜炎
・よだれが多く出る
・(症状がひどい場合)脱水 など
体力がない子猫の場合は、感染すると症状が重くなりやすく、命を落とす可能性もあり注意が必要です。
猫ウイルス性鼻気管炎によって抵抗力が落ちているときにほかの病気にかかることで、病気が長引くこともあるのです。
猫ウイルス性鼻気管炎は一度感染すると、体内に免疫ができて、症状の再発を防ぐことができます。
しかし、原因となるヘルペスウイルスは猫が元気なときには体内の奥深くに潜み、免疫機能が弱ると表に出てくるのです。
このとき、免疫機能によってその猫自体は症状があらわれませんが、ウイルスを排出する働きが起きます。
くしゃみや鼻水などによって体外に排出されたウイルスが、周りの猫ちゃんにまで感染症を引き起こすのです。
猫カリシウイルス感染症
カリシウイルスによる感染症で、いくつかの型があり、症状はさまざまです。
1~3日間の潜伏期間のあと、発熱やくしゃみなどの症状があらわれます。
猫ウイルス性鼻気管炎とよく似た症状のものや肺炎がひどくなるもの、お口の中に潰瘍ができるもの、症状がほとんどあらわれないものなどがあります。
猫カリシウイルス感染症に共通する症状は、
・発熱
・元気消失、食欲低下
です。
症状の一つである肺炎がひどくなると命を落とす可能性もあり、体力のない子猫は特に気をつけなければなりません。
猫ウイルス性鼻気管炎と同様に、一度ウイルスに感染すると免疫が手に入ります。
しかし、それらの猫ちゃんは慢性的にウイルスの排出を続けるため、ほかの猫ちゃんに感染を引き起こしやすく、注意が必要です。
参照:J-STAGE|動物臨床医学|鼻汁,くしゃみ,鼻出血を示す代表疾患の診断と治療 -各論に迫る!- p57>
猫カリシウイルス感染症も、ワクチン接種により予防できます。
猫汎白血球減少症

猫汎白血球減少症ウイルスが原因で引き起こされる病気で、子猫や年齢の若い猫ちゃんで発症しやすいのが特徴です。
ウイルスは伝染力が強く、アルコール消毒では防ぐことができません。
感染が発覚した場合、ホルマリンや漂白剤などによる消毒が必要です。
感染すると数日間は潜伏し、その後急に症状があらわれます。
猫汎白血球減少症では、
・元気消失、食欲不振
・水を飲まなくなる
・発熱
・嘔吐
・脱水
・血便
などの症状がみられます。
感染力の強いウイルスと体内の白血球が戦うために、身体の抵抗力が一時的に下がり、さまざまな病気にかかりやすくなってしまうため、注意が必要です。
妊娠中の猫ちゃんが感染した場合、子猫は流産や死産になったり、生まれた場合も脳に異常があったりします。
猫汎白血球減少症のワクチンは、ワクチンの中では歴史が古く、長きにわたって猫ちゃんの健康を守ってきました。
子猫のうちからワクチン接種を行うことが、猫汎白血球減少症から大切な猫ちゃんを守るために大切です。
室内飼いでもワクチン接種は必要?

猫ちゃんを室内飼育をされている場合でも、病気にかかる可能性はゼロではないため、混合ワクチンの接種を推奨します。
また、飼育されている猫ちゃんを守るためだけでなく、周りの猫ちゃんを守るためにも大切です。
室内で飼育されている猫ちゃんに外部との接触が全くないかといえば、そうではありません。
・飼い主さまがほかの猫ちゃんを触って帰宅する
・ウイルスが飼い主さまの靴などによって家の中に持ち込まれる
・ペットホテルを利用する
このようなケースから、室内飼育の場合も、ウイルスに感染する可能性があるのです。
反対に、万が一飼育されている猫ちゃんがウイルスに感染していた場合、飼い主さまを通して、周りの猫ちゃんが感染する可能性があります。
猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症は、ワクチンによって少しずつ広がりを狭めてきました。
より多くの猫ちゃんを病気から救うために、室内飼育をされている場合でも、ワクチン接種を行いましょう。
猫の混合ワクチン接種スケジュール

今回ご紹介するのは、混合ワクチンの一般的な接種スケジュールです。
お迎えする時期などによって、具体的なスケジュールは獣医師との相談が必要です。
子猫の場合、生後しばらくの間、母猫からもらう抗体によって感染症から守られています。
しかし、次第にその抗体の効果が薄れてくるため、継続して感染症から守るためにはワクチン接種が必要になるのです。
ワクチン接種を行う前には、抗体の有無を確認する検査を実施します。
子猫の混合ワクチンは一般的に、8週齢ごろに1回目の接種を行います。
使用する薬剤によっては、9週目以降に接種を行う場合もあるため、詳しくは動物病院で確認してください。
その後、3~4週経過したあとに2回目のワクチン接種を行うことで、免疫の効果が期待できるのです。
成猫の場合は、2~4週間隔で2回のワクチン接種を行います。
その後、免疫を維持するためには年に1回、継続したワクチン接種を行いますが、抗体の維持状況によってはもう少し長い間隔で接種する場合もあります。
接種スケジュールについては、獣医師との確認を行いましょう。
ワクチン接種を行う際は、妊娠前(発情中の期間)や妊娠中を避けます。
また、授乳中や寄生虫の感染、ほかの病気にかかっているなどの場合は、ワクチン接種を行わない場合があります。
以前にワクチン接種を行い、体調を崩したことがある場合も同様です。
猫ちゃんの体調がすぐれない場合は、ワクチン接種を延期することもありますので、接種前の体調管理に気をつけましょう。
参照:動物医薬品検査所|動物用医薬品等データベース|フェリバックL-3>
ワクチン接種後の過ごし方

混合ワクチンを接種したあと、2~3日は安静な状態で過ごします。
激しい運動や入浴、シャンプーなどは控えてください。
また、免疫の効果が得られるまでの間は、外部の猫ちゃんとの接触を避けることも大切です。
接種後は、猫ちゃんの様子をしっかりと観察してあげ、体調の急変に注意してあげましょう。
まれに、ワクチン接種による副反応がみられる場合があるため、接種後30分程度は特に気をつける必要があります。
異常がみられた場合は、すぐに獣医師に相談してください。
猫の混合ワクチン接種は同心動物医療センターにご相談ください

猫ちゃんの混合ワクチンは、飼育されている猫ちゃんだけでなく、関わりを持つ猫ちゃんを守るためにも大切なものです。
定期的な接種を行い、感染症から猫ちゃんを守りましょう。
桜ノ宮の【同心動物医療センター】では、猫ちゃんの健康を守るために3種混合ワクチンの接種を推奨しています。
ワクチン接種に合わせて健康状態の確認も行うことが可能です。
ワクチン接種以外にも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
当院は、「桜ノ宮駅」「天満駅」「扇駅」「南森駅」から徒歩圏内の場所にあり、お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用いただけます。






