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【天満の動物病院】年間の寄生虫対策で犬や猫からうつる病気SFTSを予防!

 

こんにちは。
大阪市北区の【同心動物医療センター】です。

 

ノミやダニは「外部寄生虫」といって、ワンちゃんや猫ちゃんの身体の表面に寄生して血を吸いますが、影響はそれだけではありません。
外部寄生虫が原因で発症する病気があり、特にダニによって日本紅斑熱、バベシア症、ライム病など、さまざまな感染症が確認されています。

 

その中でも、マダニから感染する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」は注意が必要です。
感染すると体調に影響をおよぼすだけでなく、最悪の場合は命を落とすこともあります。
また、これらの病気はワンちゃんや猫ちゃんだけでなく、そこから人間にうつる(二次感染)ケースも報告されています。
今回は、マダニから感染するSFTSがどのような病気か、さらに予防や治療法についてご説明します。

 

 

院長

院長 中島 健介

医院名:同心動物医療センター
所在地:〒530-0035
大阪府大阪市北区同心2丁目15−4

 

 

SFTSはダニからペット・人間にうつる病気


病原体となるウイルスを保有したマダニに刺されることで発症するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、少し前までは人間にしか感染しないと考えられていた病気です。
しかし、現在ではワンちゃんや猫ちゃんへの感染が確認されており、そこからさらに人間への感染例が報告されています。

 

じつは、SFTSが新興ウイルスとして報告されたのは2011年と、比較的最近のことです。
中国で初めて報告されて以来、中国をはじめ日本、ベトナム、ミャンマーなどの国々でも感染が確認されています。

 

日本では2013年に初めて国内で感染が確認され、以降、年間60~100名ほどの感染者が報告されており、近年は年間100例を超える年も続いています。


参照:厚生労働省|重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A>


参照:厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課 |重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での発生状況について >

 

SFTSはマダニから動物への感染だけでなく、以下のようなケースでも感染が広がります。

・感染した動物に噛まれる
・唾液や尿などに触れる(濃厚接触)

 

そのため、もし飼育しているワンちゃんや猫ちゃんがSFTSに感染した場合は、飼い主さまや動物病院のスタッフなども、二次感染を起こさないよう対策が必要です。

 

2025年5月には、室内飼育の猫でもSFTSの感染が確認されたというニュースがありました。
この猫は一時的に屋外へ脱出し、耳に多数のダニをつけて戻ってきたのち治療を続けていました。
室内飼いであってもこのようなケースもありますので、感染リスクはゼロではありません。

 

 

SFTSはどんな動物で感染が確認されている?


SFTSは、2017年にワンちゃんや猫ちゃん、チーターにおいてSFTSを発症しているのが見つかり、人間だけでなく、さまざまな動物において注意が必要であることがわかっています。
また、野生のシカやイノシシなど、野生動物でも感染が確認されています。

 

国内の動物園で報告されたチーター2頭はいずれも死亡していますが、症例数が少なく「致死率100%」と断定するのは難しいところです。


参照:国立危機管理研究機構|感染症情報提供サイト|SFTS発症動物について(ネコ、イヌを中心に)>


参照:厚生労働省|重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について>

 

 

動物ごとのSFTSの症状


現在までに報告されている、猫ちゃん、ワンちゃん、人間がSFTSに感染した場合の症状をご説明します。

 

猫の場合

猫ちゃんに確認されたおもな症状は、以下のとおりです。

・元気消失・食欲消失
・発熱(高めの熱になることがあります)
・嘔吐
・歯ぐきや白目、耳の内側が黄色く見える「黄疸」

猫ちゃんでは、元気や食欲の低下が多くで見られ、進行が速い場合もあるため早めの受診が重要です。

 

血液検査を実施すると、

・白血球や血小板の減少
・筋肉由来の酵素(CK/CPK)の上昇
・肝臓の値(ALT/GPTなど)の上昇

などが確認されることがあります。


参照:国立危機管理研究機構|感染症情報提供サイト|SFTS発症動物について 表.SFTS発症ネコに認められた臨床症状>

 

猫ちゃんの報告は年々更新されており、幅広い年代で発症が確認されています。
また、マダニ予防を行っていても発症が報告された例があるため、同居動物との濃厚接触にも注意が必要です。

 

犬の場合


SFTS発見当初、ワンちゃんにはウイルスの感染が確認されても症状が確認されることがなかったため、症状は出ない(不顕性感染)と思われていました。
しかし、2017年、国内で症状のあるワンちゃんの発症例が報告され、猫ちゃんに比べて症状があらわれにくい可能性が考えられています。

 

ワンちゃんにおいて、SFTSの症状があらわれると、

・元気・食欲低下
・発熱 ・吐き気や下痢などの消化器症状

などが見られることがあります。


参照:国立危機管理研究機構|感染症情報提供サイト|SFTS発症動物について(ネコ, イヌを中心に) イヌにおけるSFTS>

 

猫ちゃん同様、マダニ予防をしているワンちゃんからも発症が認められており、予防中でも発症が報告されることから体調不良時の濃厚接触には配慮が必要です。
そして、ワンちゃんの場合、感染した個体から人間への感染が確認されているため、注意が必要です。

 

人間の場合

人間の場合、ウイルスを保有するマダニに刺されて感染すると考えられています。
おもな初期症状は、

・発熱
・全身の倦怠感
・消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)

です。
そのほかに、筋肉痛や神経症状、リンパ節の腫れ、出血などがみられることもあります。
血液検査では、白血球や血小板の減少に加え、肝機能検査の異常(酵素の上昇など)が認められることがあるのです。

 

人間の場合、ダニ由来以外にも、すでに感染している野生動物やペットに咬まれる・濃厚接触をすることによって感染するほか、感染した患者からほかの人間への感染も確認されています。
これは、感染した患者のウイルスを含む血液や分泌物などに触れることが原因です。

 

 

ペットのSFTSを防ぐには年間の寄生虫対策が重要


ワンちゃんや猫ちゃんのSFTSの感染を予防するには、マダニに刺されないことが大切です。
マダニはおもに、春から秋にかけて活動が活発になります。
しかし、冬であっても油断はできません。
症例は多くはないものの、冬にマダニに刺されたという報告もあります。
マダニに刺されないために、年間を通じた予防薬による対策が必要です。

 

マダニは、草むらや藪などの茂みの中にかくれています。
そのため、ワンちゃんの散歩やアウトドアの際は、このような場所に入らないよう注意しましょう。
もし入ってしまった場合は、マダニが付着していないか、毛や皮膚の表面をしっかりとチェックしましょう。
もし刺されていた場合は、無理に引きはがすとマダニの口元が皮膚に残ることがあるため、ご自身で取ろうとせず、動物病院で処置を受けてください。

 

また、SFTSは感染した動物に咬まれることでも発症リスクがあるため、多頭飼育の場合は特に注意が必要です。

 

 

ペットからSFTSをもらわないための対策


飼い主さまがペットからSFTSの感染を防ぐためには、以下の対策を心がけましょう。

・発熱や嘔吐などの症状がペットにみられる場合は、早めに動物病院に連れて行く
・体調不良のペットを触るときには手袋をして直接触れない
・噛まれないように注意する
・口移しで食べ物を与えるなどの過度なスキンシップや過剰なふれあいは控える

 

日本国内では、SFTSの感染例がない地域でも、ウイルスを持ったマダニの存在が確認されています。
「自分は感染しないだろう」と油断せず、日ごろからしっかりと対策をしましょう。
ペットがマダニに刺された、体調がよくないなど、気になることがあればできるだけ早くご相談ください。

 

 

寄生虫対策は同心動物医療センターへご相談ください


大阪市北区の【同心動物医療センター】では、年間を通した寄生虫の予防薬投与を推進しています。
寄生虫は、マダニ以外にもノミやお腹の中に寄生する回虫、条虫など、たくさんの種類がおり、それらが原因となって引き起こされる病気も多数あります。
年間を通じて予防を行うことで、これらの寄生虫の感染・病気の発症リスクを下げることにつながるのです。

 

当院で扱っている駆虫薬はオールインワンタイプで、複数の寄生虫をまとめて駆虫・予防することができます。
ワンちゃん・猫ちゃんの健康を守るためにも、年間を通じた寄生虫予防を行いましょう。

 

当院は、「桜ノ宮」駅・「扇町」駅から徒歩6分、「天満」駅から徒歩8分の場所にあり、公共交通機関での通院が便利なほか、お車でお越しの場合は医院周辺のコインパーキングもご利用可能です。
コインパーキングは、「タイムズ同心」もしくは近隣の「三井のリパーク」をご利用いただくことで、お会計時に最大400円分の無料駐車券をお渡ししています。
受付の際にコインパーキングをご利用とお申し出ください。

 

当院の診察は、待ち時間軽減のために予約制となっています。
ご予約は24時間ご利用いただけるWEB予約が便利です。

 


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